1877年　英国バーミンガム　 純銀製　ヴィクトリアンシルバー　アンティーク　キャディスプーン　ジョージ・ユナイト　美品

1877年　英国バーミンガム　 純銀製　ヴィクトリアンシルバー　キャディスプーン

　キャディスプーンでは最人気の　George Unite & Sons 工房　　（右端の製品です）

　これと同じ品が、「英国アンティークシルバーキャディスプーン百選」 の表紙中央に掲載されています


1877年　英国バーミンガム製　ヴィクトリアンシルバー　純銀製キャディスプーンです。

ヴィクトリアン　キャディスプーンを代表すると思えるような手の込んだ素晴しい製品で
太いリングのハンドルは根元に向かい細くなっている凝った造りで、カップと連結しています。

ハンドルトップには可憐な葡萄の葉のモチーフ、そこからワイヤーの蔓がハンドルを巻き
葡萄の葉と果実に繋がります。

ハンドルからカップに繋がる葡萄の果実・葉共に大変良く出来ていて、この素敵なキャディ
スプーンのアクセントとなっております。

カップも非常に凝った造りで、マッドな加工のカップにシェルのように伸びるラインと波打つ縁が
そして上記の葡萄の果実がシルバーに輝き、見事な雰囲気を醸し出しております。

大変人気の高いGeorge Unite & Sons 工房を代表するキャディスプーンといって良いでしょう。


アンティークシルバーのキャディスプーンは 紅茶の国 イギリスならではの製品で、当時、紅茶は高級品
英国貴族階層や上流階級の方たちが、紅茶の茶葉をすくい、ポットに入れるためだけの純銀スプーンと
して、使用しておりました。

各国に、この可憐なスプーンだけを集めている方がいるくらいに、大変人気の高い英国アンティークの
キャディスプーン、もう絶版となってしまいましたが 「英国アンティークシルバー　キャディスプーン百選」
ティーパーティの小さな主役　という 書籍もある位に、日本でも この英国銀器を凝縮した小さなスプーンを
集めているコレクターが多い希少アイテムです。

状態は、134年前のキャディースプーンとは思えない保存状態の良い品で、全く気になる点は
無い極上品です。

純銀の品質を証明する、英国試金鑑定所のホールマークがあり、またヴィクトリア女王の
横顔の刻印がございますが、これはDutyMark と呼ばれ　当時の銀器は主に英国貴族
階層や教会関係者の方が使用していた贅沢な品で 英国の課税対象とされており、当時の
国王の刻印はイギリス王国に納税をした証明となるものです。

このマークが（ヴィクトリア女王の横顔の刻印）が ある有る物を ヴィクトリアン（1838〜1890年）と
呼ばれおります。

Standard Mark：銀純度刻印　　　　ライオン　　　（スターリングシルバー）
Assay Mark ： 産地刻印 　　　　　　　イカリ　　　　（バーミンガム）
Date letter ： 年号刻印　　　　　　　　　c　　　　　( 1877年製造表示の 小文字の c ）
Maker's Mark： 製造工房　　　　　　　GU　　　　　（ George Unite & Sons ）
DutyMark：　　　　　　　　　　　　　ヴィクトリア女王　（ヴィクトリアン　英国納税確認印）


サイズ/ 約　　 全 長 7.0ｃｍ　　　　17 ｇ