1842年 英国バーミンガム アンティーク ヴィクトリアン シルバー 純銀製ヴィネグレット 大変珍しい金彩透かしカバー縦開閉式
商品詳細
究極のコレクション ヴィクトリアン シルバー 純銀製ヴィネグレット 貴婦人の必需品
英国 アンティーク ヴィネグレットの中でも、大変希少な 金彩透かしカバー縦開閉式
1842年 英国バーミンガム Edward Smith工房の、純銀製 ヴィネグレットです。
当時の貴族階層でよく行われていた舞踏会、貴婦人たちはコルセットでギュッと身体を締め付け
細くして煌びやかな洋服を着て舞踏会などに参加しておりましたが、身体を強く締め付ける為
失神する方が多かったそうです。
この ヴィネグレットは、そんな貴婦人達が気を失いそうになった時に取り出し、酢酸系の強い
香りを染み込ませた物を入れたヴィネグレットを鼻にあて匂い、正気を取り戻した、そんな貴婦人
の究極のお洒落アイテムであり、富の象徴でもある必需品でした。
そんな、貴婦人の持つヴィネグレットですので、この小さなシルバーには銀職人達の技が極められて
おり、外には飾り加工、中は参加しないよう全面に金彩、香り穴は手作業による透かしなどを施され
ました。
アンティークのヴィネグレット自体が大変希少なのですが、この品は金彩の透かし中カバーの開きが
通常はヴィネグレットの横から開くのですが、こちらは上蓋と同じように縦に開く大変珍しい品です。
おそらく、日本には この開閉タイプは ほとんど無いのではと思います。
肉厚の純銀で出来ており、シルバーの輝き、内部の全部に施された金彩も大変美しい品で、表・裏側
共にエングレービングで飾り加工が施され、中蓋の手作業による透かしも大変美しいものです。
全く気になりませんが、蓋を閉めた場合に左側の方に0.2mm位の隙間があります。
又、上蓋の中央、イニシャルモノグラムの部分に、極浅いヘコミが有りますが、画像にありますように
全く気にならないでしょう。
状態の悪いアンティークヴィネグレットの多い中、この品は美品と言って良いと思います。
純銀の品質を証明する、英国試金鑑定所のホールマークがあり、またヴィクトリア女王の横顔の
刻印がございますが、これはDutyMark と呼ばれ 当時の銀器は主に英国貴族階層や教会関係者の
方が使用していた贅沢な品で 英国の課税対象とされており、当時の国王の刻印はイギリス王国に
納税をした証明となるものです。
このマークが(ヴィクトリア女王の横顔の刻印)が ある有る物を ヴィクトリアン(1838〜1890年)と
呼ばれおります。
Standard Mark:銀純度刻印 ライオン (スターリングシルバー)
Assay Mark : 産地刻印 イカリ (バーミンガム )
Date letter : 年号刻印 T (1842年製造表示の T )
Maker's Mark: ES Edward Smith
DutyMark: ヴィクトリア女王 (ヴィクトリアン)
サイズ/ 約 4.2 × 2.7 × 0.8cm 22g